日本CSR推進協会近畿支部の活動について

平成23年5月30日

日本CSR推進協会近畿支部

第1 発足の経緯

 日本弁護士連合会(日弁連)では、2008年3月に「企業の社会的責任(CSR)ガイドライン」を公表しましたが、その策定にかかわった2007年度日弁連理事者が中心になって、弁護士によるCSRの普及・啓発を目的として2008年10月に日本CSR普及協会が設立されました。

 今般、日本CSR普及協会近畿支部(大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山)が発足しました。近畿支部では、近畿地区の企業のCSR経営を支援する観点から、地位に密着した活動を行って参ります。

 近畿地区には、大企業と並んで、我が国の産業構造を支える中小企業が集積していいます。中小企業の方々は、CSRというと大企業が行うものと考えがちですが、近年、大手取引先・官公庁から購買先選定条件としてCSR経営の一定の達成を求められる事例が増えるなど、CSR経営は中小企業にとっても喫緊の課題となりつつあります。近畿支部では、このような中小企業におけるCSRの普及促進も重要な目的の一つと認識しております。

 2024年1月に、CSRの「普及」から一段進め、CSRを「推進」すべく「日本CSR推進協会」に名称変更し、近畿支部も「日本CSR推進協会 近畿支部」となりました。

CSR活動

第2 主な活動内容

1 研究会

 CSRに関連する法分野は多岐に亘ります。そこで、近畿支部では、各分野における専門能力の研鑽を深める観点から、①CSR・内部統制、②消費者・公正競争、③雇用・労働の3つの研究会を設置して継続的な研究活動を行います。会員は、興味がある研究会に参加して頂くことができます(年会費以外の参加費は不要です)。

 各研究会では、年1回、研修セミナー(「2 研修セミナー」参照)で研究成果を報告することを前提として、時宜に応じて研究テーマを設定し、定例(2ヶ月に1回程度)の研究会で情報収集や、議論・検討を進めていきます。また、研究会での活動を通じて、企業関係者と会員弁護士の交流を深めて頂きます。

 詳細は、各研究会の活動内容をご参照下さい。

2 研修セミナー

 近畿支部では、企業へのCSRの視点の普及とCSRの視点を備えた弁護士の養成を目的として、定期的に研修セミナーを開催します。研修セミナーでは、CSRを巡る最近の動向を踏まえ、CSRに関連する各法分野(①CSR・内部統制、②消費者・公正競争、③雇用・労働等)のトピックを取り上げます。研修セミナーは年間3回実施することを予定しています。

 また、セミナーの後は、参加者を対象とした交流会を開催することも企画しています。

3 メーリングリスト

 近畿支部では、会員間の情報交換や交流を促進する観点から、研究会ごとにメーリングリストを設けています。登録者は会員に限定されます。会員におかれては、メーリングリスト上の質疑応答や議論を通じて、CSRに関する疑問点等の解消に役立てて頂くことが可能です。

近畿支部の主な活動内容

以上